今、どんどん特別支援の必要な子が増え、それに悩む教師が増えています。しかし、そんなに急激に増えるわけありません。特別支援の必要な子をつくっているのです。そして、つくりながら教師自身が病んでいます。

　あなた一人で背負えないのは、あなたが無能であるからでも、あなたが怠惰であるからでもありません。無理なのです。一人で抱え込まずに、クラスのみんなで、みんなを支え合うクラスを創りませんか？

　『学び合い』による特別支援のあり方を書きました。

　この本を読んだ方のレビューです。

　『学び合い』を知らない人にも、既に知っている人にも、分かりやすく書かれた一冊。実践者による具体的な記述は、これから始める人にも、既に実践している人にも役立つことばかり。上越教育大学・西川純教授のコラムがバランスが良く配されていて、読みやすいです。 
　ちなみに西川純氏のＨＰで、3種類の「『学び合い』手引き書」が無料でダウンロードできます。この「手引き書」も、かなりの良書です。一読をおすすめします。 （最初は「超短縮版」が読みやすいと思います） 併せて読むと、『学び合い』のことがより一層理解できます。 
「スタートブック」と「手引き書」と、どちらから先に読んでも構いません。 
　『学び合い』で、今、学校で抱えている多くの問題が、かなり解消できると信じています。

　信州大学の三崎隆先生の本です。認知心理学の研究成果に基づいた児童・生徒の授業における理解の実態と「学び合い」の考え方による授業理論を展開する。また、実際の授業の進め方については事例研究による解説も加え、彼らの変容過程を紹介する。

• 理論編─『学び合い』の考え方を知ろう─
• 第1章 分からない子が誰もいなくなる授業を実現しようとするときに考えること
• 第2章 『学び合い』とは何か
• 実践編─『学び合い』の考え方による授業を実践してみよう─
• 第3章 学習指導案(略案)を作るポイント
• 第4章 目標を設定する
• 第5章 『学び合い』の考え方による授業を始める前にすること
• 第6章 授業者は子どもたちの学ぶ環境を整える
• 第7章 評価する
• 第8章 実践する上で大切なこと
• 第9章 『学び合い』の考え方で子どもたちが変わる