2012-05-07(月)

私が、『学び合い』に飛びついたのは?そして、実際に取り組んでみて・・・ 

 

 

私が、今から6年前に『学び合い』を知り、そこに飛びついたのは、直接的には閉ざされた人間関係を何とかしたい、そして自主的な姿勢を身につけてほしいという願いを叶えてくれるものとしての期待からでした。

実際に『学び合い』に取り組んでみると、上記のことに関してはは目を見張るものがあるばかりでなく、子どもたちの学習に取り組む姿勢の劇的な向上、その結果成績の向上も驚くものでした。

しかし、なかなかうまくいっていないことの悩みもたくさん報告されています。要は子どもたちが、安心して活動できる人間関係が築かれつつあるか、その時間や、単元を通して、最後に何がどうなればよいのかの共通認識ができているのかどうかだと私は思っています。もう少し言うと、お互いが集団・組織・グループの一員としてとしての有用感・自己肯定感が育ちつつあるという意識がもてているのかどうかではないかと考えるわけです。

自分に自信の持てないで、だめな自分であるという気持ちから、自分も捨てたものではない、頑張り続ければ何とかなるという経験を積めるかどうかだと思うのです。これは、全くだめな人間であると考えていたのが少しずつ自信が持てるようになっていった自分自身の成長の体験からしてもそう思うのです。

学習に対するやる気と言うか意欲にどう火をつけることができるのかを誰もが追求してきたはずです。それを叶えてくれるのに、現時点では『学び合い』の考え方をおいてその右に出るのもはないと考えています。

 

 

 

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