私も若い頃から、「分からないことは、そのままにして置かないで、すぐに質問するのがいいよ。」「その日のうちに解決するんだよ。」等々とずっと言い続けてきました。私に限らず、多くの方がそうしてきたんだと思います。でも今にして思うと、質問することは自分の無能をさらけ出すことになってしまうと捉えられかねないのですね。結局子どもたちにこれらの言葉がほとんど響いていないんですよね。人間分からないことを質問しなさいといくら言われても、質問しても馬鹿にされないという保証、安心感が伴わなければ簡単には質問できないことを、私たち教師は、ともすると忘れてしまいがちなのです。教室内で安心して質問できる人間関係を何としても築きたいものです。