(その2)というより、一番肝心なことを書かなかったので、それに触れたいと思います。
・それは「誰も見捨てない」、「誰一人見捨てない」。子どもたちの立場で言えば、「安心して生活できる」、「安心して学べる」、「だれひとり見捨てられていないと感じられる」ということを目指して、子どもたちを信じてということです。ことばで表すのは簡単ですが、これを自信を持って実践していくのは決して簡単なことではないと思います。
・「教えない」ということを強調するのは賢明ではないと思います。子どもたちの活動の時間を確保するために、教えることをできるだけ控えるくらいが良いのではと考えています。
・保護者にどう説明するのか、どう対処するのかについて全く触れていませんでした。どんな願いを持って、このような手法をとっているのか、その結果行動や成果としてあらわれてきたことなど随時知らせていくことは大事かと思います。また、それ以上に大切なこととして、自分が子ど供たちにどんな風に育ってほしいのかは、できるだけ噛み砕いたことばで語っていくことが大事であると考えています。
・『学び合い』を実践して間もなくに、人間関係の改善されていく姿があらわれるが、そこから先は少しずつの変化である。またなだらかに伸びていくかといえば必ずしもそうなるとは限らない。そう簡単に成長するはずがなく、少し長い目で見ていく必要があると思われます。すぐ変わるものは、すたれるのも早いわけです。じっくりと育てるという姿勢が求められると思います。
・子どもたちに対しても、また保護者に対しても、安心感・信頼感を抱いてもらえることが『学び合い』に限らずもっとも基本になるのでしょうね。