国語や社会科の課題設定が難しいということをよく聞くが  2009年12月24日

 

「みんなで、みんなが」を求め続けることさえ怠らなければ『学び合い』は着実に前進していくと考えています。

 

この前提を大事にすることは勿論ですが、その次に目標、課題のことがよく話題になります。

算数・数学は目標設定をどうしたらよいのか等の見当がつくが、国語や社会科はどうも?ということも時々お聞きします。

 

例えれば、算数・数学ではめざすべき到達点が1つの場合が多いのに対して、国・社等の場合はめざすべき到達点が複数であったり、質の高さや深さを求めようとするため、児童生徒にとって、どこまでやればいいのか分からないということになるのではないか思います。つまり、子どもたちがイメージできるようなゴールを算数・数学などと同じようには示すのが難しいということでしょうか?

 

そこで、先日の小学校6年生の社会科出前授業では、「下級生に分かるように」、○○の資料から分かることをと指定、字数を制限して文章で書くように求める、いくつかのことばを必ず使うように求めるなどの工夫をしました。勿論これらは初期の段階には必要ですが、レベルが上がってくれば必要なくなってくると考えています。